◆羽生名人の封じ手に「意外」の声

 封じ手の▲5六歩は、次に▲5七銀~▲6六銀~▲7九角と角を活用しようとする手だ。しばらくは駒組みが続くことになる。

 だが控室では、敵陣の攻略を目指す▲2五銀が主に予想されており、▲5六歩は「意外な手」という評判だ。内藤九段は「私が対局者なら▲2五銀ですね」。阿久津七段は「驚きました。妥協したような感じの手です。激しい戦いにはならなさそうです」と言う。ただ、だからといってどちらかに形勢が傾いている訳ではなさそうだ。

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